奈良公園オフ会(塀のある風景)
↑1.東大寺境内大湯屋あたりで
“塀”って写真の絵作りの素材として考えると、
人工物である塀の直線は絵の構図に大きく影響し、
その配置や方向を換えると色々楽しめます。
自然豊富な奈良公園では、自然物との対比で、
生物のたくましさを表現するいい脇役になってくれますね。
また、
“塀”を写真とは関係なく
塀ってそもそも何なんだろうかと考えてみます。
いろんな理由で“塀”は作られますが、
(国境も目に見えない塀とも言えると思います)
塀は勝者たることを誇示するツールの一つだと思います。
勝者とは敗者がいるから存在するのですが、
敗者はそこにいなかったように抹消されるのが世の常です。
生きものの世界は弱肉強食。人の世界もその通りで、
一度勝ち二度勝ち三度勝っても次は負けるかも知れない、
負けたくない。私は強いんだ勝者なんだと強面を作っても、
心の中は不安でいっぱい。ほんとうは勝者もビクビクなんだ。
そのビクビク心を慰めてくれるのが“壁”だと思うんですね。
そもそも地球はこの大地は人間のものでは無いんですから。
塀を作って、強面を作って、ビクビク生きるより
何も無いけど笑顔の人生を送りたいもんです(敗者の弁)
話は写真の絵作りの“塀”にもどって、奈良公園の塀のある風景を続けます。
↓2.東大寺西大門跡あたりで
↓3.東大寺西大門跡あたりで
↓4.吉城園へ向かう道で
↓5.吉城園で。これは塀ではないです。東屋の土壁
↓6.吉城園の門。塀には門が付きモンです。
↓7.低い塀は威圧感が無く。向こう側に美女の姿なんか見えると嬉しナッしー
↓8.戒壇院の土塀。
↓9.塀と人々
↓10.柵も塀の一種といえますね。
by kyohmy
| 2013-11-29 12:15
| お出かけ/奈良県